一口に砂浜といっても、様々なタイプがあります。海岸線に沿って数kmにわたり砂浜が続くような場所もあれば、岩場の合間に砂がたまってできる数mしかない砂浜(ポケットビーチ)が見られる場所もあります。また、陸地側の様子もさまざまで、すぐ後ろまで切り立った崖が迫るような砂浜もあれば、広大な砂丘の広がる砂浜もあります。
このような砂浜海岸の代表的なタイプ分けの一つに、散逸型砂浜と反射型砂浜という区分があります。散逸型の砂浜は、波当たりの激しい海岸や粒質の細かい海岸に形成され、平坦で広い砂浜が特徴です。一方で反射型の砂浜は、波の静かな海岸や粒質の粗い海岸に形成され、小さな湾と岬が繰り返される砂浜が特徴です。両者は地形などの要因により、段階的に変化するとされています。
参考文献